はじめに
本記事はCanvaにおける「画像を編集」「テキスト追加」「文字エフェクト」「アニメート」について解説します。
Canvaの完全初心者という方については以前以下の記事で基本的な操作方法について解説していますので、そちらをご確認ください。
画像を編集(写真を編集)
先ずCanvaで出来る一番大きな機能として、写真等の画像編集が挙げられます。画像編集と言っても編集するだけではなく、ゼロから新規で作成することも出来ます。
とは言っても、実際に使用するシーンとしては撮影した写真を加工するといった状況が多いと思います。今回はスマホ等で撮影した写真をどのように編集することが出来るか簡単に紹介します。
先ずは基本操作でも教えた通り、キャンバスのサイズを決める必要があります。写真が横向きで撮影したものであれば、とりあえず「プレゼンテーション(16:9)」を選べば良いと思います。
縦向きで撮影したのであれば「チラシ」、正方形の写真なのであれば「Instagram投稿(正方形)」のキャンバスサイズが使い勝手が良いでしょう。
そうすると次のようにキャンバスが表示されます。
このキャンバスに撮影した写真を張り付けてください。
私はスマホとPCの写真保管先をOneDriveで共有しているため、スマホで撮影した写真をPCから呼び出せるのですが、そうでない人は他のアプリ等を使って、スマホからPCに写真を転送してください。
もしくはアプリ版のCanvaで直接スマホから編集を行ってください。
そして写真をキャンバスに貼るための準備が出来たら、画面左上の「ファイル」の「ファイルをインポート」を選択してください。
そうすれば読み込むファイルを選択する表示がされるので、ファイルをフォルダから辿って選択するか、ドラッグ&ドロップで張り付けてください。
その結果、選択したファイルがCanvaに読み込まれ、写真のイメージが左側に表示されます。表示された画像をクリックすると、キャンバス内に写真が表示されます。
画像編集はこの状態になってから開始します。先ずキャンバスのサイズと写真のサイズが異なるため、写真の拡大をしてキャンバスに合わせたいところです。
手動で拡大をしても良いのですが、キャンバスの写真を右クリックすると「画像を背景として設定」というものが出てきます。これをクリックしてみてください。
そうすると次のように画像が良い感じに拡大されて、キャンバスにサイズが合わされます。
ただし、縦横比が写真とキャンバスで大きく異なる場合は、大部分が見切れてしまったりしますので気を付けてください。
次にこの写真に編集を加えていく方法ですが、まずはこの写真をクリックしてみてください。
そうすると、キャンバスの左上の部分に「画像を編集」という選択が出てくることが確認できると思います。この「画像を編集」という選択をクリックすると次のように編集方法が多数表示されます。
上側に出てくる「マジックスタジオ」というのはAIを活用した画像編集機能のことで頻繁に使うことになると思います。これらAI機能の詳細については以下リンク先を確認してください。
今回は「エフェクト」欄にある「ダブルトーン」で写真を加工したいと思います。「ダブルトーン」を選択して、その中にある「カスタム」を更に選択して画像を加工してみてください。
そうするとこのように写真がモノクロのようになりました。このように「画像を編集」にはキャンバス上の画像を大きく加工する機能が多数備わっています。
それぞれの機能を全て紹介するのはあまりにも膨大過ぎるので難しいですが、本書籍では重要そうな機能は後程使用しますので、少なくともそれら機能は使いこなせるようになっておくと、編集の幅が大きく広がると思います。
テキストの追加
それでは編集した画像にテキストを追加していく方法を解説したいと思います。Canvaの左側に「テキスト」という欄があると思いますので、まずはそちらを選択してください。
そうするとテキストスタイルを選択するように表示が出てきますので、「見出しを追加」をクリックしてみてください。
そうすれば、キャンバスの中央に「見出しを追加」というテキストが挿入されたことが分かると思います。このテキスト内の文字を好きに変更してみてください。
そうすれば、無事表示したい文字が挿入されたことが確認できます。もちろん、テキストの位置は自由に動かせますので、好きな位置に移すことも可能です。
テキストの色やフォントの種類、フォントサイズ等を詳細に変更することも可能です。
それらの機能は画像の編集の時と同じように、テキストをクリックすることで、キャンバスの上部にテキスト専用の加工するための各種選択が出てきます。
とりあえずフォントの色を変えて、下線を引いてみます。
こんな感じで自分の好きなテキストを自由に画像に重ねて表示することが可能です。
そしてこの状態で基本操作の時に解説した画像のダウンロードをすれば、写真に文字を追加した一つの画像として使うことが出来ます。
文字エフェクト
先のところで紹介したテキストはフォントや色を変えるだけでなく、「エフェクト」を付けることが出来ます。
エフェクトの付け方はテキストを選択した状態でキャンバス上部に出てくる「エフェクト」を選択し、表示された種類の中から選択するだけです。
エフェクトの種類は多数ありますが、それぞれどのようなイメージとなるかは次の画像を確認して下さい。
このエフェクトの中で一番使うことになるのは「袋文字」だと思います。
「袋文字」は文字の外周に色がつくため、元の色のままでありながら、画像の上からでも非常にわかりやすくクッキリと表示されます。
その次に良く使うエフェクトは「背景」か「スプライス」あたりでしょうか。ここら辺は人の好みや加工する画像次第かなと思います。
とりあえずテキストの存在感を自然に出したい場合は「袋文字」を使うのが一番良いと思っておけば基本的に問題ありません。
アニメート
Canvaにおける「アニメート」という機能はテキストや画像等に対して、動き(アニメーション)を加えるための機能です。
使い方は2通りあって、ページ全体に対してアニメーションを付ける方法と、特定のテキストや画像等に対してアニメーションを付ける方法です。
先ずはページ全体に対してアニメーションを付ける方法について解説します。
キャンバス上でテキストや画像の存在しない場所をクリックしてみてください。そうするとキャンバスの外枠が選択されることが分かると思います。
その状態でキャンバスの上部にある「アニメート」をクリックしてください。
そうすると、キャンバスの左側に様々なアニメーションが表示されることが分かると思います。
それぞれのアニメーションにマウスのカーソルを当てると、実際にどのような動きになるのかがプレビューで表示されます。
その中から気に入ったアニメーションを付ければ良いのですが、今回は「スマート」を先手くして見ます。
「スマート」を選択すると、そのすぐ下側にアニメートがどのタイミングで動作をするか選ぶ表示が出てきます。
「開始時」は元はテキストも画像も表示されていないキャンバスに対して、対象のアニメーションでテキストや画像が入ってくる演出になります。
「終了時」は逆に元々テキストや画像が表示されている状態に対して、対象のアニメーションで逆にテキストや画像が消えていく演出です。
「両方」は「開始時」と「終了時」の両方という意味で、「開始時」のようにアニメーション演出でテキストや画像が入ってきて、その後に「終了時」の演出で消えていきます。
基本的にはデフォルトの「開始時」にしておけば問題ないと思います。
そして、「スマート」のアニメートを「開始時」に設定した画像が以下となります。
ここで注意しておいて欲しいのは「アニメートが入った画像はGifのファイル形式でダウンロードをする必要がある」ということです。
他のファイル形式は動く画像というものが表現できず、せっかく付けたアニメートが意味のないものとなります。
Gifは唯一動く画像にも対応できるので、アニメートを付与した画像を作成した場合は必ずGifのファイル形式でダウンロードすることを覚えておいてください。
尚、Gifのファイル形式でダウンロードするためには、左上の「ファイル」の「ダウンロード」を押したのちに次のようにファイルの種類で「GIF」を選んで、「ダウンロード」を押せば大丈夫です。
ちなみに付与したアニメーションについては、アニメーションが表示されている枠の一番下の部分に「すべてのアニメーションを削除」のボタンが出ているので、これを押すことでアニメーションを削除することが出来ます。
次に特定のテキストや画像等に対してアニメーションを付ける方法ですが、これも先ほど解説したのとほぼ同じです。
先ほどはキャンバス全体を選択した状態で「アニメート」を押しましたが、今後は特定のテキストや画像をクリックして選択した状態にしてから「アニメート」を押してみてください。
そうすると次のように特定のテキストや画像のみに対して、アニメートが付与できるようになります。
ページ全体の時と付与できるアニメーションが異なりますが、基本的にはページ全体の時と全く同じです。
付与したいアニメーションをプレビューで確認しながら選択し、それを使うためにはGifのファイル形式でダウンロードすれば良いだけです。
まとめ
本記事ではCanvaにおける「画像を編集」「テキスト追加」「文字エフェクト」「アニメート」について解説しました。
これらの機能はCanvaにおけるもっとも基本的な機能の一つと言えるものばかりです。
逆にこれらの機能さえ理解しておけば、Canvaを活用するにあたって大きな支障はほとんど出なくなります。
他にも基本的な機能については別途記事で解説していきたいと思いますので、そちらの方も確認してCanvaについてもっと知っていただければと思います。
また、以前に初心者向けのCanvaの基本機能の解説記事も以下に載せておきますので、興味があれば閲覧いただけるとよりCanvaのことが分かると思います。
それでは次の記事も閲覧いただけると幸いです。
【Canva入門】初心者向けの使い方、生成AI機能、無料版と有料版の違い等 – センコの活動記録 (senkohome.com)
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