【Canva入門】Canvaの素材(図形、グラフィック、写真等)の使い分けと違いの解説

Canva

はじめに

本記事はCanvaにおける素材(図形、グラフィック、写真等)の使い分けと違いについて解説します。

Canvaの完全初心者という方については以前以下の記事で基本的な操作方法について解説していますので、そちらをご確認ください。

Canvaの素材(図形、グラフィック、写真等)

Canvaで素材と呼んでいるものは、Canvaというアプリ自体が保有していて、Canvaを利用しているユーザーが自由に使える、写真・グラフィック・図形・動画等の総称です

ユーザーが自由に使えると言っても、無料ユーザーと有料ユーザーで利用可能範囲は異なります。

具体的に見分け方を言うと、次のように素材が多数ある画面を開いた際に、素材の右下部分に王冠マークが付いているものと付いていない素材があるのが分かりますでしょうか。
この王冠マークが付いている素材は有料ユーザーしか使えません。

そのため、無料ユーザーの場合は素材を使用する場合にこのマークが無いことを確認して利用する意識を持つ必要があります。

図形とそれ以外の素材(グラフィック、写真等)との違い

Canvaの素材を利用する際に、最初に一つ覚えておく必要があります。

それは素材の中で「図形」に分類されているものと、それ以外の「グラフィック」等の素材の違いです。

次の画像を見ていただきたいのですが、灰色の四角形が「図形」で白黒の四角形が「グラフィック」です。
同じ色で塗れば、基本的にこれらはほぼ見分けがつきません。

しかし、「図形」の四角形は縦横比の比率を自由に変換でき、例えば横に長い四角形に変えることや、縦に長い四角形に自由に変更できます。

一方で「グラフィック」で作成した四角形の方は縦横比が固定です。そのため、四角形の形を崩すことが出来ず、縦横合わせての拡大か縮小のどちらかしかできません。

この仕様は他の写真等も同様で、Canvaの各素材は原則的には縦横比固定であり、拡大・縮小時に横長に変える等は出来ずに、あくまで同じ縦横比を維持した拡大か縮小しか出来ないということです。

つまり、「図形」で作成したもののみが縦横比を自由に変更することが出来るというのがCanvaの基本的な仕様です。

これを理解しておかないと、今後Canvaで素材を使用する際に上手く活用できないので、必ず覚えておいてください(図形だけが特別に縦横比を変えることが出来る)。

図形の種類

Canvaにおける「図形」と呼ばれるものがどれだけあるかについては、キャンバス左側の「素材」を選択した状態で、表示された中から「図形」と書かれた場所の右側にある「すべて表示」を押すことで確認できます。
実際に表示してみた結果が以下となります。様々な図形が用意されていることが分かります。
ただ、実際に使ってみると分かりますが、これだけの図形だけでは思うままにデザインを作るのは中々厳しいです。

特に吹き出しが2種類しかないうえに、肝心の吹き出し部分の先端部分が全く動かせなかったりと痒い部分に手が届かないという印象です。

そのため、図形だけでは表現できないという場合はグラフィック等を使う必要性があります。

グラフィック

Canvaにおけるグラフィックという素材は非常に範囲が広く、端的にいうなら素材として使える「イラスト全般」が全てグラフィックという分類をされています。

中にはオシャレなイラストがあったり、中には図形のようなシンプルなイラストが有ったりもします。

そのため、素材の中で最も汎用的に使えるのがグラフィックなのですが、図形とは違って加工できる範囲が限定的です。

縦横比が変えられないのは先述した通りですが、主に出来る加工はサイズの変更と水平、垂直反転、そして罫線の付与等になります。
水平反転や垂直反転は非常に使い勝手が良いので、この加工を覚えておくと様々なシーンに合わせたグラフィックを使い分けることが出来ます。

逆に罫線はグラフィックに付与しても上記画像の通り、違和感が非常に強いものが多いためあまり使えません。

写真

Canvaにおける素材の中の「写真」というのは文字通りの意味です。すなわちイラストではなく撮影された写真としての画像ということです。

実際の人物や自然を写真に収めたものが素材として提供されており、オシャレな画像を作る際には必須の素材と言えます。
細かい点についてはグラフィックと同様で縦横比が固定なのと、水平反転や垂直反転等が使えることが挙げられます。

ただし、写真の素材には大きな特徴があって、それはAI機能が使えるものが多いということです。

例えばグラフィックの素材であれば「画像を編集」というボタンを押したときに表示される、「マジックスタジオ」というAI関連の機能が全て使えない状態になっています。
ですが、写真の方であれば同じような吹き出しの画像でも次の通り、「マジックスタジオ」の機能が有効になっているのが分かります。
マジックスタジオを使った写真の加工は非常に便利のため、使い方を覚えておくと加工できるデザインの幅が大きく広がります。

マジックスタジオ機能の使い方については以下の記事で解説していますのでご参照ください。

まとめ

本記事はCanvaにおける素材(図形、グラフィック、写真等)の使い分けと違いについて解説します。

素材はそれぞれ特徴があって状況に応じて使い分けるのが、Canvaというツールを使いこなすうえで重要になってきます。

特に図形は唯一縦横比を変えられるので、様々なシーンで活用することが出来ますし、写真はマジックスタジオを活用することで編集の幅が大きく広がります。

今後もこのようなCanvaの機能を紹介する記事を書いていきますので、Canvaのことをもっと詳しく知りたい人はご確認ください。

また、以前に初心者向けのCanvaの基本機能の解説記事も以下に載せておきますので、興味があれば閲覧いただけるとよりCanvaのことが分かると思います。

それでは次の記事も閲覧いただけると幸いです。

【Canva入門】初心者向けの使い方、生成AI機能、無料版と有料版の違い等 – センコの活動記録 (senkohome.com)

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