神話・宗教・伝説 最強ランキング TOP100
世界の神話・宗教・伝説に登場する最強の神々や怪物、英雄たちを強さ順にランキングした本を執筆しました!
もちろん、ランキングは私の主観などが多分に入っていますが、それでもランキングの理由は各神話などの逸話を踏まえたものにしているため、それなりの納得感はある一冊だと思います。

今回は本のランキングに登場しているキャラクターを一部紹介したいと思います。
もちろん、今回挙げたキャラクター以外もたくさんランキングに登場するので、神話や宗教、伝説などに興味がある人には気に入ってもらえる一冊だと思いますよ!
39位:フェンリル(北欧神話)


概要
北欧神話で最も有名な怪物と言っても過言ではないのが、オーディン殺しの魔狼フェンリルです。
生まれたばかりの頃は普通の狼とほとんど違いが無かったらしいですが、日を経つごとに巨大になっていき、ラグナロクで災いをもたらす存在として予言されたことから、グレイプニルという魔法の紐で拘束されることになりました。
それから長い時間をフェンリルは拘束され続けましたが、北欧神話の最終戦争(ラグナロク)にて開放され、その力をもって大暴れしました。
その中でも非常に大きなエピソードとして、北欧神話の主神であるオーディンを食い殺したというものがあります。
しかし、その後はオーディンの息子であるヴィーザルに口を引き裂かれて殺されたとされています。
フェンリルは非常に巨大な狼であったとされ、上顎は天にまで届き、下顎は地につき、目や鼻からは炎が吹き出す怪物であったとされています。
ラグナロクではフェンリルの子どもたちである、スコルとハティが太陽と月を飲み込んだことによって世界のすべての束縛が解けたために、フェンリルは開放されたとされています。
ちなみにスコルとハティはフェンリルよりは小さそうなので、フェンリルもやろうと思えば太陽と月くらいは簡単に飲み込めるものと思われます。
ランキングの理由
様々なフィクション作品に登場するフェンリルですが、神話上の扱いとしても非常に大きく、北欧神話の主神オーディンを食い殺すことからもその力の強大さが伝わります。
ただ、その後の展開を知らない人が結構多く、実はオーディンの子であるヴィーザルにあっさりやられてしまうんですよね。
また、フェンリルの最大の特徴と言える天にも届く巨大さに関しても、弟であるヨルムンガンドと比較すると少し小さく感じられるため、相対的にラグナロクで暴れる三大怪物(フェンリル、ヨルムンガンド、スルト)の中では一番格下のように思えます。
それでもオーディンを食い殺した力を考えれば、最上位神以上の力を持っているのは間違いないため、評価としてはこの位置としました。
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