神話・宗教・伝説 最強ランキング TOP100
世界の神話・宗教・伝説に登場する最強の神々や怪物、英雄たちを強さ順にランキングした本を執筆しました!
もちろん、ランキングは私の主観などが多分に入っていますが、それでもランキングの理由は各神話などの逸話を踏まえたものにしているため、それなりの納得感はある一冊だと思います。

今回は本のランキングに登場しているキャラクターを一部紹介したいと思います。
もちろん、今回挙げたキャラクター以外もたくさんランキングに登場するので、神話や宗教、伝説などに興味がある人には気に入ってもらえる一冊だと思いますよ!
41位:ヘカトンケイル(ギリシア神話)


概要
ヘカトンケイルはギリシア神話に登場する天空神ウラノスと地母神ガイアの子どもで、ティターン神族の一人とも巨人(ギガース)の一人とも言える存在です。
実はヘカトンケイルというのは個人名ではなく、ゴーゴンやモイライと同じように、ギュゲス・コットス・アイガイオンの3兄弟を合わせて、ヘカトンケイルという名でまとめて呼ばれています。
ヘカトンケイルは50の頭と100の手を持った巨人の姿であり、父であるウラノスはこの異型の姿を気持ち悪がって、タルタロスに封じ込めたとされています。
その後、ゼウス率いるオリュンポスの神々とティターン神族の戦争(ティタノマキア)が始まり、膠着した戦局を打開するための切り札としてゼウス達がタルタロスから開放しました。
ティタノマキアではヘカトンケイル達は100の手を自在に扱い、1度に300の巨大な岩(岩というより、山というサイズであったとされる)を投げつけ、投げられた岩がぶつかると衝撃で大地が揺れ動くほどの規格外の怪力を見せたとされています。
このヘカトンケイル達の援護も有り、ゼウス率いるオリュンポスの神々がティタノマキアで勝利を収めることになり、勝利後はタルタロスの監視人として地上から姿を消したとされています。
ランキングの理由
今回のランキングでは1対1の強さを評価するので、ヘカトンケイルも誰か一人を対象にしたいと思いますが、神話上の描写からは特に一人一人の強さに差があるようなものはないので、ヘカトンケイルの一人のみを対象にしているとご理解ください。
ヘカトンケイルはティタノマキアにおいては、一度に300の山を投げつける(一人なら100の山?)程の異常な怪力を見せており、しかもそれを休むまもなく連続で投げ続けたとされていることからも、ヘカトンケイルの怪力はギリシア神話の中ではテュポーンに次ぐレベルだと考えられます。
ティタノマキアの膠着状態もヘカトンケイルの参戦後は、一気にオリュンポスの神々が有利に傾いていることからも、神々の中でも圧倒的な強さを誇っているのは間違い有りません(キュクロープスの武具などの要因もありますが)。
ヘカトンケイルは3兄弟揃っていれば、破壊神クラスの力が有るとは思いますが、単独で評価するなら破壊神には少し届かないかなと考えます。
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