【神話・宗教・伝説 最強ランキング】68位:バロール(ケルト神話)の紹介

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神話・宗教・伝説 最強ランキング TOP100

世界の神話・宗教・伝説に登場する最強の神々や怪物、英雄たちを強さ順にランキングした本を執筆しました!

もちろん、ランキングは私の主観などが多分に入っていますが、それでもランキングの理由は各神話などの逸話を踏まえたものにしているため、それなりの納得感はある一冊だと思います。
今回は本のランキングに登場しているキャラクターを一部紹介したいと思います。

もちろん、今回挙げたキャラクター以外もたくさんランキングに登場するので、神話や宗教、伝説などに興味がある人には気に入ってもらえる一冊だと思いますよ!

68位:バロール(ケルト神話)

概要

バロールはケルト神話に登場するフォモール族の王であり、恐るべき魔眼の力を持つ巨人です。

彼の魔眼は一度開くだけで視界に入った者すべてを焼き尽くし、ダーナ神族の軍勢すらも壊滅させるほどの圧倒的な破壊力を誇ります。

しかし、歳を取るほどにまぶたが重くなり、ダーナ神族とのマグ・トゥレドの戦い時には部下が4人でまぶたを持ち上げなければ、魔眼を開くことさえ出来なかったとされています。

また、バロールは極めて頑丈な体をしており、通常の攻撃ではほとんど傷をつけることが出来ず、不死身に近い状態であったとされています。

ですが、マグ・トゥレドの戦いの中で光の神ルーがスリング(投石機)で魔眼を撃ち抜くことで、一撃で即死したとされています(後世ではブリューナクで貫かれたという説もありますが、原典にブリューナクといった単語などは一言も出てきません)。

つまり、体は非常に頑丈でも目が弱点であったということなのでしょうが、それでもケルト神話最強クラスの巨人が投石機で倒されるというのは少し残念な印象を受けますね。

まぁ、ルーが使うスリングなので人間の使うものと比べて圧倒的な威力あったのは間違いないでしょうが、これが他神話の怪物であったなら、絶対にそんな攻撃では倒せないので、ケルト神話の登場キャラクターが相対的に弱く感じてしまう原因の一つですね。

ランキングの理由

バロールはマグ・トゥレドの戦いを基準にすると、まぶたを開けず論外扱いになってしまうため、戦闘開始時点でまぶたが開かれていて、魔眼を使える状態であったときを基準に評価したいと思います。

まず、バロールの強さはほぼ「魔眼」に集約されています

視界に入っただけで敵を焼き尽くすという能力は、戦場では無類の強さを誇り、並の英雄や神々であれば近づくことすら出来なかったとされています。

ですが、ケルト神話は戦いの規模が比較的小さく、他の神話の戦神クラスを倒せるほどの威力があるのかは若干疑問が出るところです

また、体は頑丈であるものの目に投石機の一撃を受けただけで死んでいることからも、耐久面はそこまで高くない印象を受けます。

ただ、目の弱点に関しては最初からまぶたが開ける状態なら、視界に入った攻撃ごと焼き尽くせるはずなので、致命的な弱点にはならないと考えます(神話では目を開こうとしてる間に攻撃されて倒されている)。

これらの情報から考えると、並の戦神相手であれば魔眼の力で有利を取りつつ倒せるでしょうが、上位の戦神が相手であれば致命打を負わせるには少し物足りず、視界に入らない位置や速度での攻撃を仕掛けられる可能性が高いため、勝つのは厳しいように感じます。

例えばアポロンやヘラクレスなら視線を躱しつつ、遠距離から弓で仕留められそうですし、カルナの神槍なら一撃で即死させられる可能性が高いでしょう。

それらを考慮したうえで、ランキングの順位としてはこの位置としました。

【神話・宗教・伝説 最強ランキング】最強の神、怪物、英雄がこの一冊を読めば全部分かる! – センコの活動記録

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