神話・宗教・伝説 最強ランキング TOP100
世界の神話・宗教・伝説に登場する最強の神々や怪物、英雄たちを強さ順にランキングした本を執筆しました!
もちろん、ランキングは私の主観などが多分に入っていますが、それでもランキングの理由は各神話などの逸話を踏まえたものにしているため、それなりの納得感はある一冊だと思います。

今回は本のランキングに登場しているキャラクターを一部紹介したいと思います。
もちろん、今回挙げたキャラクター以外もたくさんランキングに登場するので、神話や宗教、伝説などに興味がある人には気に入ってもらえる一冊だと思いますよ!
72位:ルー(ケルト神話)


概要
ルーはケルト神話における光の神であり、工芸・武術・詩吟・古史・医術・魔術など様々な分野に精通していたことから、「全ての技術を持つ神」とされる万能神です。
ルーの最大の見せ場はマグ・トゥレドの戦いでフォモール族の王バロールをスリングから放った投石で討ち取ったところでしょう。
その他にもこの戦いの中でインデフなどの多数の強敵を倒す活躍をしたことで、戦後にルーはトゥアハ・デ・ダナーン神族の王となったとされています。ちなみにクー・フーリンの父親でもあります。
ルーが持つ槍はトゥアハ・デ・ダナーン神族における「四種の神器」の一つとされており、後世では「ブリューナク」と呼ばれることが多い槍です(神話上では一度もその名では呼ばれていない)。
また、別の投擲槍として「ゲイ・アッサル(アッサルの槍)」を持っており、この槍は必ず相手に命中し、投げたとしてもすぐに手元に呼び戻せる魔法の槍です。
スリングからはタスラム(石)が放たれるとされ、フラガラッハは傷をつけられたものは生き延びれないと呼ばれる逸話のある剣です。
これらを万能な神であるルーが使えば相当な力を持つことは間違いありません。
ランキングの理由
ルーは伝承の通りバランスの取れた英雄という感じの印象が強いですね。
様々な戦闘技術等に優れ、装備も性能が高めのもので固められていて、大きな弱点等も見当たりません。
本来なら上位神格の存在だとは思いますが、ケルト神話自体が割とスケール感が小さめの神話であり、他の神話の上位神達と戦って勝つのは厳しい印象があります・・・。
正直、ケルト神話の神って神話の描写を見る限り、他神話の英雄くらいの強さに感じるのですよね。
倒したバロールに関しても、魔眼を使うためのまぶたを開けようとしているところに投石を打ち込んだというものなので、もしもバロールの魔眼が最初から開いた状態であれば投石が効くわけないので、普通にルーが負けたと思われます。
それにバロール自体もいくらルーが強いとはいえ、スリングの一撃で死んでいることを考えると、正直他の神話の戦神レベルと比べると耐久性が劣る印象もあります。
それらを総合するとルーの評価としてはこの位置が妥当かなと考えました。
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