【神話・宗教・伝説 最強ランキング】75位:ビーマ(インド神話)の紹介

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神話・宗教・伝説 最強ランキング TOP100

世界の神話・宗教・伝説に登場する最強の神々や怪物、英雄たちを強さ順にランキングした本を執筆しました!

もちろん、ランキングは私の主観などが多分に入っていますが、それでもランキングの理由は各神話などの逸話を踏まえたものにしているため、それなりの納得感はある一冊だと思います。
今回は本のランキングに登場しているキャラクターを一部紹介したいと思います。

もちろん、今回挙げたキャラクター以外もたくさんランキングに登場するので、神話や宗教、伝説などに興味がある人には気に入ってもらえる一冊だと思いますよ!

75位:ビーマ(インド神話)

概要

ビーマはインド叙事詩『マハーバーラタ』に登場するパーンダヴァ五兄弟の次男であり、風神ヴァーユの息子として生まれた半神半人の英雄です。

神話上では怪力について触れられることが多くあり、その力は一万頭のゾウにも匹敵するとされるほどで、現代のインドでも怪力を持った人のことを「ビーマ」と呼ぶようになったほどに力の強さが印象的な英雄です。

彼の武器は主に「金剛棍(ガダ)」と呼ばれる巨大な棍棒で、これを自在に振るって数えきれない敵を薙ぎ払ったとされます。

また、力以外にも幼少期からどれほど強力な猛毒を盛られても死なず、眠っている間に縛り上げて川に投げ込まれても平然と生還したというエピソードなどがあり、超人的な耐性と頑丈さも兼ね備えています。

クルクシェートラ戦争では、敵国の英雄集団である百人のカウラヴァ兄弟の内、91人以上を一人で討ち取ったとも言われており、人間離れした規格外の武勇を誇っています。

また、ヴィシュヌの化身であるクリシュナですら手を焼いた、強大な王ジャラーサンダと1対1の決闘を行い、27日間に渡って互角の戦いを繰り広げた後、これを下したとされることからも、明らかに人間離れした体力をしています。

ランキングの理由

ビーマはインド神話におけるヘラクレスと言える程に強力な力を有しており、純粋なパワー面で見れば明らかに人間の領域を超えています

百人の英雄兄弟の多くを単騎で撃破した逸話から単なる怪力だけでなく戦闘技術も非常に高いと予想され、どんな猛毒ですら彼を殺せないということからも耐性面、耐久面においても人間と言うよりは完全に神族に匹敵するレベルと考えられます。

事実として、ビーマは神話上でも最後まで直接戦闘においては敗北することはありませんでした

しかしその一方で、力押しが通じない相手にはほぼ無力であり、弟のアルジュナのように神々の武器(アストラ)を使えるわけでもなく、魔術を用いることも出来ないので搦め手などへの対応力なども高くは無いと考えられます。

また、彼の逸話の中には老人に扮したハヌマーンを道からどかそうとしても全く動かせなかったというものがあることからも、ハヌマーンレベルの上位神と比較すると明確に劣ることも示唆されています。

これらを踏まえて、ランキングではこの位置が妥当と判断しました。

【神話・宗教・伝説 最強ランキング】最強の神、怪物、英雄がこの一冊を読めば全部分かる! – センコの活動記録

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