神話・宗教・伝説 最強ランキング TOP100
世界の神話・宗教・伝説に登場する最強の神々や怪物、英雄たちを強さ順にランキングした本を執筆しました!
もちろん、ランキングは私の主観などが多分に入っていますが、それでもランキングの理由は各神話などの逸話を踏まえたものにしているため、それなりの納得感はある一冊だと思います。

今回は本のランキングに登場しているキャラクターを一部紹介したいと思います。
もちろん、今回挙げたキャラクター以外もたくさんランキングに登場するので、神話や宗教、伝説などに興味がある人には気に入ってもらえる一冊だと思いますよ!
32位:黙示録の獣(キリスト教)


概要
キリスト教の『ヨハネの黙示録』における終末において、赤い竜(サタン)から力を与えられた神の民(人類)を支配するための怪物が「黙示録の獣」です。
獣は2体出てきており、最初に海から上がってきた獣を「第一の獣」と呼び、その後に地中から上がってきた獣を「第二の獣」と呼んでいます。
「第一の獣」は十本の角と七つの頭、頭の上には角には十の王冠を被っており、見た目は「豹に似ていて、足は熊の足、口は獅子のよう」と表現されています。
「第二の獣」は子羊の角に似た二本の角をもった獣とされており、こちらは「偽預言者」とも呼ばれて人を洗脳することに特化しています。
第一の獣が純粋な武力型、第二の獣が知略型という感じの棲み分けとなっており、今回のランキングでは「第一の獣」を対象にします。
黙示録の獣はアンチキリストの象徴のような存在であり、世界を滅ぼしたような扱われ方をすることが多いですが、実は強さが分かるようなシーンは殆どありません。
黙示録の中では人々の声として「この獣に並ぶ者は誰か?誰が戦いを挑めるだろうか?」とあり、人が戦いを挑めるレベルの存在ではないということが示唆されていたりします。
また、「死んだように見えた傷を受けるが、その傷が癒やされる」という描写もあり、どれほどの傷を受けても簡単に癒やせる奇跡を使えるともされています。
そのため、基本的には唯一神以外では倒すのが難しい不死の存在と考えられます。
そういった能力を人類に見せつけることで黙示録の獣は一部のキリスト教徒以外全ての人類を支配下に置きました。
その後は長期にわたって人類を支配し続けたものの、最終的には黙示録の獣を信仰していた人類が神の怒りを買い、七人の天使が滅びのラッパを吹き鳴らして終末が始まり、第一の獣と第二の獣は神の力を開放したイエス・キリストによって神の火(火と硫黄の池)に投げ込まれたことで終わりを迎えました。
ランキングの理由
黙示録の獣も評価が難しい対象の一つですが、聖書の描写を見る限り「世界を簡単に支配する」だけの力を持っています。
実際の戦闘力を見せるシーンはほぼ無いですし、そもそもキリスト教の世界観だと超人レベルの英雄も存在しないと思われますので、世界を支配する難易度が他の神話よりもずっと簡単な可能性はありますが、それでも単独で世界を滅ぼせるレベルの力があるのは間違いありません。
実際には第二の獣の洗脳力などもあったのでしょうが、純粋な武力要員は第一の獣だけなので、それを考慮すると他の神話における破壊神クラスの力は持っているであろうと考え、この順位としました。
尚、負けた相手であるイエス・キリストについては、流石に相手が悪すぎるので順位には影響しません。。。
コメント