神話・宗教・伝説 最強ランキング TOP100
世界の神話・宗教・伝説に登場する最強の神々や怪物、英雄たちを強さ順にランキングした本を執筆しました!
もちろん、ランキングは私の主観などが多分に入っていますが、それでもランキングの理由は各神話などの逸話を踏まえたものにしているため、それなりの納得感はある一冊だと思います。

今回は本のランキングに登場しているキャラクターを一部紹介したいと思います。
もちろん、今回挙げたキャラクター以外もたくさんランキングに登場するので、神話や宗教、伝説などに興味がある人には気に入ってもらえる一冊だと思いますよ!
46位:メーガナーダ(インド神話)


概要
メーガナーダはインド神話の叙事詩『ラーマーヤナ』に登場する羅刹王ラーヴァナの息子であり、天界の最高神である雷神インドラを倒したことで「インドラジット(インドラに勝利した者)」という異名で呼ばれるようになりました。
戦闘の際には事前に祭儀(ヤグナ)を行うことで、どんな相手でも縛り上げて捕縛する「ナーガパーシャ」や、自身の身体を完全に不可視化する能力「マーヤー」、炎を自在に操る火神の力などを使うことが出来るようになるとされており、祭儀後のメーガナーダは無敵に近い強さを誇っていたとされています。
実際、神話上でも祭儀が完了しない状態で戦うことになったためにラーマの弟ラクシュマナに負けたとされており、祭儀が完了さえしていれば、負けることはほぼ無い存在です。
メーガナーダは雷神インドラを始め、主人公のラーマ、ラーマの弟ラクシュマナ、ハヌマーン、猿王スグリーヴァといった、『ラーマーヤナ』に登場する主人公勢力の最強格の存在と幾度も交戦しており、そのたびに主人公たちを追い詰める非常に強力な存在として扱われています。
特に不可視化とナーガパーシャを使った戦術が非常に強力で同格以上の相手でもこれだけで封殺することが神話上でも多いです。
それ以外の幻術や火の魔術も非常に強力であり、これだけでも並の戦神よりも遥かに強いと考えられます。
ランキングの理由
今回のランキングは全盛期を基準とするため、メーガナーダも祭儀をすべて完了した状態の強さで評価することにします。
メーガナーダの一番脅威とされる能力である不可視化は神々ですら姿を捉えることは出来ず、神話上でも捉えることが出来たのはナーガの天敵とされるガルダのみとされています。
そして、ナーガパーシャによる捕縛はインドラを始めラーマ達も完全に拘束されており、唯一の例外はブラフマーの加護によって神々の武器が無効化されていたハヌマーンのみです。
このことから、ナーガパーシャはほぼすべての相手を無力化する捕縛能力であり、不可視化をした状態で使えば、もはや最上位神クラスでも防ぐのは困難であると考えられます。
他にも軍勢を混乱に陥れる程の強力な幻術を始めとした、様々な魔術やブラフマーストラ等の必殺技など多数持ち合わせており、どんな相手にもどんな状況にも対応できる万能さを考えれば、ランキングはこの位置が妥当と評価しました。
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