神話・宗教・伝説 最強ランキング TOP100
世界の神話・宗教・伝説に登場する最強の神々や怪物、英雄たちを強さ順にランキングした本を執筆しました!
もちろん、ランキングは私の主観などが多分に入っていますが、それでもランキングの理由は各神話などの逸話を踏まえたものにしているため、それなりの納得感はある一冊だと思います。

今回は本のランキングに登場しているキャラクターを一部紹介したいと思います。
もちろん、今回挙げたキャラクター以外もたくさんランキングに登場するので、神話や宗教、伝説などに興味がある人には気に入ってもらえる一冊だと思いますよ!
48位:スサノオ(日本神話)


概要
スサノオは日本神話における最も激しい気性を持つ神の一柱であり、暴風などの嵐を司る神として知られています。
彼はイザナギから生まれた「三貴神(みはしらのうずのみこ)」の一柱であり、アマテラス、ツクヨミと共に日本神話で最高の神格を有しています。
元は海原を統治する神でしたが、自分の役割を捨てて母であるイザナミに会いに行こうとしたため、追放されてしまいました。
イザナミに会いに行く途中で姉のアマテラスに別れの挨拶をするために高天原に寄ったところ、アマテラスは弟が攻めてきたのかと勘違いして武装して迎えたとされています。
このときの描写でスサノオが歩くたびに天地が鳴り響いたとされているので、スサノオはただ移動するだけでも天変地異を起こすレベルの力を持っていたことが分かります。
スサノオで最も有名なエピソードが「ヤマタノオロチの討伐」です。
ヤマタノオロチは「8つの谷8つの峰にまたがるほど巨大」とされる日本神話最大最強の怪物ですが、スサノオは特別な神酒を用意して飲ませることで、ヤマタノオロチを眠らせ、その隙に天羽々斬で8つの首と8つの尾をすべて切りました。
尚、ヤマタノオロチの尾の中には三種の神器の一つである「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」が入っており、天羽々斬が天叢雲剣とぶつかって刃が欠けてしまったとされています。
ランキングの理由
追放系小説シリーズの元祖とも言えるスサノオですが、彼は日本神話最強格の武神とされ、性格の荒々しさと相まって様々な問題を神話上で起こしていました。
ヤマタノオロチ討伐では酒を飲ませて眠らせたうえで倒したので、正直強さがかなり分かりづらいのですが、ヤマタノオロチの巨大さを考えれば、眠らせたところで倒せる神はスサノオくらいだった可能性はあります。
問題はスサノオが酒という搦め手無しでヤマタノオロチを倒せたかですが、恐らく「苦戦はするが倒せる」と思います。
もちろん、ヤマタノオロチの本当の強さは神話上で描写されていないので、あくまで予想ですが、スサノオの神格の高さと武神としての力を考えれば、真っ向勝負でも勝てた可能性が高いと考えます。
これらのことから考えて、ランキングでの順位はこの位置としました。
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