【神話・宗教・伝説 最強ランキング】50位:ハヌマーン(インド神話、ヒンドゥー教)の紹介

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神話・宗教・伝説 最強ランキング TOP100

世界の神話・宗教・伝説に登場する最強の神々や怪物、英雄たちを強さ順にランキングした本を執筆しました!

もちろん、ランキングは私の主観などが多分に入っていますが、それでもランキングの理由は各神話などの逸話を踏まえたものにしているため、それなりの納得感はある一冊だと思います。
今回は本のランキングに登場しているキャラクターを一部紹介したいと思います。

もちろん、今回挙げたキャラクター以外もたくさんランキングに登場するので、神話や宗教、伝説などに興味がある人には気に入ってもらえる一冊だと思いますよ!

50位:ハヌマーン(インド神話、ヒンドゥー教)

概要

ハヌマーンは主に叙事詩『ラーマーヤナ』に登場する最強のヴァナラ(猿神)であり、西遊記の孫悟空のモデルになった神とも言われています。

幼少期から非常に強い力を持っていたらしく、太陽を果物と勘違いして食べようとしたという、ぶっ飛んだエピソードがあります。

しかし、その際にインドラが怒ってヴァジュラで攻撃したために、幼いハヌマーンは死んでしまいました。

そのことをハヌマーンの父親であるヴァーユが激怒して世界の風を止めてしまったために、神々はハヌマーンを蘇生してヴァーユを宥めたとされています。

更に蘇生させるときにはついでに強力な不死性や力と知恵も与えられたとされています。

特に不死性については、雷神インドラから雷への耐性、火神アグニから火への耐性、水神ヴァルナから水への耐性、死神ヤマから刑罰への耐性、シヴァからシヴァ由来の武器や力からの攻撃は無効、ブラフマーからはブラフマーストラや神の武器無効など、インド神話において最高レベルの耐性が神々からプレゼントされています

転生ボーナスならぬ蘇生ボーナスですが、これは元々強い力を持って生まれたハヌマーンが更に強くなったとされるエピソードです。

ハヌマーンは人間のラーマ(ヴィシュヌの化身)と共にラーヴァナ軍との戦いに身を投じ、数多くの敵を倒しました。

その中でもラーヴァナの子どもの一人であるアクシャを始めとした強力な羅刹達を相手に無双し、神話の中でも一頭抜けた活躍をしています

また、一説ではラーヴァナの息子インドラジット(メーガナーダ)と激しく戦い決着が付かなかったともされています。

インドラジットの策略で捕らえられた(正確には捕まったフリ)ときに火刑に処されましたがアグニの加護(ヤマも?)で無傷で生還したという、不死性の高さが際立つ逸話もあります。

更にハヌマーンのヤバさが分かる最大のエピソードとして、瀕死の重傷を負ったラーマ達を助けるためにカイラーサ山に薬草を探しに行きますが、どれが使える薬草なのか分からなかったために、山頂ごと持ち上げ、空を飛びながらラーマ達の所に戻ったとされています。

こんな感じでハヌマーンは空を飛ぶシーンが多く、風神ヴァーユの息子であることから「風と同じ速さで飛べる」とされており、インドからスリランカ程度の距離なら短時間で飛べるくらいの高速飛行が出来ます。

ランキングの理由

ハヌマーンは「インド神話最高レベルの不死性」「山頂を持ち上げる超怪力」「100km程度なら瞬く間に移動出来る飛行能力」「巨大化したり小さくなったりする特殊能力」など様々な力を有しています。

基本的にはその超身体能力だけで並の戦神程度なら一蹴出来るでしょうが、最上位神クラスの相手に対しては決め手が欠ける印象です。

不死性の高さ故に殺される可能性は低いですが、上位の力を持った神であれば拘束・封印などは出来るはずなので、実質無力化されて負けるといった展開はかなり有り得そうです

それらを考慮して、ランキングではこの順位としました。

【神話・宗教・伝説 最強ランキング】最強の神、怪物、英雄がこの一冊を読めば全部分かる! – センコの活動記録

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