【神話・宗教・伝説 最強ランキング】56位:玉皇大帝(ぎょくこうじょうてい)(中国神話)の紹介

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神話・宗教・伝説 最強ランキング TOP100

世界の神話・宗教・伝説に登場する最強の神々や怪物、英雄たちを強さ順にランキングした本を執筆しました!

もちろん、ランキングは私の主観などが多分に入っていますが、それでもランキングの理由は各神話などの逸話を踏まえたものにしているため、それなりの納得感はある一冊だと思います。
今回は本のランキングに登場しているキャラクターを一部紹介したいと思います。

もちろん、今回挙げたキャラクター以外もたくさんランキングに登場するので、神話や宗教、伝説などに興味がある人には気に入ってもらえる一冊だと思いますよ!

56位:玉皇大帝(ぎょくこうじょうてい)(中国神話)

概要

玉皇大帝は中国神話や道教における天界の最高神であり、天界(神々や仙人の住まう地)を統治し、宇宙の秩序を維持する役割を担っているとされています。

ただ、玉皇大帝は天界の最高神ではあるものの、上位の神格として「三清(元始天尊、太上道君、太上老君)」の存在があります。

玉皇大帝はあくまで天界の最高権力者(最高神)であり、宇宙全体や宇宙の法則を管理しているのは三清というのが中国神話の前提となっていますね。

玉皇大帝は神話上でも天界の軍などに命令を出すことは多いですが、自身が直接的な力を振るうシーンは無く、権力の象徴としての側面が強い神でもあります。

ただ、玉皇大帝は『西遊記』を神話扱いとした場合における、孫悟空に関するエピソードで彼の限界を一定知ることは出来ます

狼藉を繰り返して捕まえられた孫悟空に対して、玉皇大帝は斬妖台での八つ裂きの刑や八卦炉で焼き尽くす刑を与えても、孫悟空が殺せずに暴れたことから、どうにも出来ないと判断して、釈迦如来に助けを求めたとされています

このことから分かる通り、玉皇大帝の力が孫悟空を大きく上回っているのであれば自分で殺すか封印するか出来るはずですが、実際にはより上位の存在(釈迦如来)に助けを求めています

そのため、少なくとも孫悟空を倒せるような力は無く、釈迦如来よりも力は低いのは間違いないと考えられます。

ランキングの理由

日本神話のアマテラスなどもそうですが、神話上の格が非常に高いにも関わらず、戦闘能力が未知数という存在の代表が玉皇大帝です。

評価が極めて難しいと言うか、神話上の描写を見る限りは戦闘能力が全く無い可能性すら考えられますが、流石に神話上の最高神をランキングに入れないのも問題かと考え、評価を考えてみます。

まず、玉皇大帝は道教の伝承の中では、玉皇大帝は人間界で修行を積んで仙道を極めた後、天界で最高神の地位に登り詰めたという逸話があります(逆に宇宙創造のときから神だったとされる説もある)。

仮に玉皇大帝が真っ当に地道な修行を積んだことで最高神として君臨できるレベルの力を身に付けたとしたならば、神々の中でも最上位の仙術のレベルに達していることが予想できます。

恐らく仙術だけの力であれば孫悟空を上回る可能性が高いでしょう。

仙術の最上位レベルは自分の分身を無数に作り出したり、炎・雷・水・風などを災害レベルで発生させたり、果ては宇宙の法則(時間や空間)に干渉することすら可能だとされています。

玉皇大帝がどこまでの水準で扱えるかは不明瞭な部分が強いですが、最高神まで上り詰めた力を考えれば、少なくとも大半の戦神クラスは圧倒できるレベルでの行使は出来るでしょう。

一方で孫悟空を対処しきれないということや、武神ではないことから二郎神のような完全武闘派と比較すると、一段落ちる戦闘力なのも間違い無いと思われます。

これらを考慮した結果、ランキングの順位はこの位置としました。

【神話・宗教・伝説 最強ランキング】最強の神、怪物、英雄がこの一冊を読めば全部分かる! – センコの活動記録

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