【神話・宗教・伝説 最強ランキング】62位:ユミル(北欧神話)の紹介

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神話・宗教・伝説 最強ランキング TOP100

世界の神話・宗教・伝説に登場する最強の神々や怪物、英雄たちを強さ順にランキングした本を執筆しました!

もちろん、ランキングは私の主観などが多分に入っていますが、それでもランキングの理由は各神話などの逸話を踏まえたものにしているため、それなりの納得感はある一冊だと思います。
今回は本のランキングに登場しているキャラクターを一部紹介したいと思います。

もちろん、今回挙げたキャラクター以外もたくさんランキングに登場するので、神話や宗教、伝説などに興味がある人には気に入ってもらえる一冊だと思いますよ!

62位:ユミル(北欧神話)

概要

ユミルは北欧神話において、初めて生まれた生命とされており、北欧神話の世界に登場する全ての生命(神々や巨人、それ以外の生き物の全て)の母とも言える存在です。

ユミルは同じように生まれた原初の牛(アウズンブラ)の乳を飲みながら、多数の巨人の子どもを生み出しました。

そして、アウズンブラが舐めた塩の氷の塊から原初の神ブーリが現れ、ユミルの子孫の巨人とブーリの子孫の神々が以降は多くの子どもを作っていくことになります。

実は北欧神話に登場する神と巨人は厳密な定義が不明瞭で、オーディン達ですらユミルの孫の女巨人ベストラとボルという神の子どもなので、血縁的には巨人とも言えます。

このように血縁的に神と巨人を区別する方法は無く、どちらかというと在り方(秩序か混沌か)で神か巨人かを区別していると考えられます。

そして、増えた神々と巨人達は争いを始め、神々の代表であるオーディンはヴィリ(ヘーニルと同一視)とヴェー(ローズルもしくはロキと同一視)の三神でユミルと戦い倒したとされています。

その後にオーディン達はユミルの遺体を使って血から海や川を、肉を大地に、骨は山にといったように世界を創造しました。

ランキングの理由

ユミルはメソポタミア神話のティアマト同様に、原初の存在でありながら戦いで敗れた後に、遺体を世界創造のために使われるといった損な役回りとなっています。

ユミルが死んだときに流れた血に溺れて、巨人はほぼ全員が死んだとされることからも、少なくともヤマタノオロチすら比較にならないほどの規格外の巨体であったのは間違いないと思われますが、一方でグングニルなどの強力な装備すら未だ持っていないはずのオーディン達に負けて殺されていることから考えれば、巨体に比較して戦闘能力はかなり低いと予想され、不死性もそれほど高くは無かったと思われます。

これらを踏まえると、ランキングの順位としてはこの位置が妥当と判断しました。

【神話・宗教・伝説 最強ランキング】最強の神、怪物、英雄がこの一冊を読めば全部分かる! – センコの活動記録

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