神話・宗教・伝説 最強ランキング TOP100
世界の神話・宗教・伝説に登場する最強の神々や怪物、英雄たちを強さ順にランキングした本を執筆しました!
もちろん、ランキングは私の主観などが多分に入っていますが、それでもランキングの理由は各神話などの逸話を踏まえたものにしているため、それなりの納得感はある一冊だと思います。

今回は本のランキングに登場しているキャラクターを一部紹介したいと思います。
もちろん、今回挙げたキャラクター以外もたくさんランキングに登場するので、神話や宗教、伝説などに興味がある人には気に入ってもらえる一冊だと思いますよ!
66位:ヘラクレス(ギリシア神話)


概要
ヘラクレスはギリシア神話に全く興味が無い人でも名前くらいは知っているはずのビッグネームであり、神話の枠を超えて多くの人達から人気と尊敬を集めています。
彼の活躍は神話の中でも非常に多く、特に有名なのが「十二の功業(十二の試練)」です。
十二の功業の中では刃物を全く通さない怪物ネメアーの獅子を討伐したり、神話最強クラスの猛毒を持った不死身の怪物ヒュドラを倒したり、地獄の番犬ケルベロスを素手で生け捕りにしたりと神々でも困難な難行を次々と成功させました。
彼の強さを証明するエピソードはあまりにも多く、エジプト軍を一人で壊滅させたり、戦神であるアレスをボコボコにしたり、アポロンに喧嘩を売ったり、死の神タナトスから魂を奪い返したり、力が無限に増す巨人アンタイオスを絞め殺したり、巨大な山脈を近道するためだけに怪力で砕いたり、アトラスの代わりに一時的に天空を支えたりと逸話のスケールがあまりにもヤバ過ぎるのです。
極めつけはオリュンポスの神々と巨人族の大戦争「ギガントマキア」で、神々の軍勢の中に人間(半神も人間扱い)として、ただ一人ヘラクレスが参戦しています。
神々の大規模戦争の中で人間が活躍できる訳が無いと思いきや、神々でも倒すのが難しい巨人たちを次々に打ち倒し、戦争の勝利に大きな貢献をしました(もともと予言で神々だけでは勝てず、人間の力が必要とされていたので、ヘラクレスが居なければ負けていた可能性が高い)。
ヘラクレスは神話の中において、直接対決で明確に敗北するようなエピソードはありませんでしたが、最後は妻のデーイアネイラがネッソスに騙されて、ヒュドラの毒が入った血に浸した服をヘラクレスに着させたことで、毒に苦しみながら自らを燃やして死んだとされています。
しかし、死後はオリュンポスの神々に迎え入れられ、神になったと言われているので一概にバッドエンドでもありません。
尚、今回のランキングでは死後の神となったヘラクレスではなく、半神半人の状態のヘラクレスを評価対象にしています(神となったヘラクレスがどういう存在か神話では分からないため。
ランキングの理由
ヘラクレスは分類上としては人間の扱いですが、神話の活躍を見る限り並みの戦神達よりも遥かに強いことが分かります。
もちろん、人間のため不死ではなかったり、神としての特別な権能を持っていたりするようなことは無いのですが、それらを踏まえても人間の枠を完全に超越した強さを誇ります。
彼の装備品である「ネメアーの獅子の皮」は剣や槍などの武器攻撃を受け付けず、高い防御性能を誇ります。
また、彼が愛用する「ヒュドラの毒矢」は非常に強力で、不死身のケイローンですらあまりの苦痛に死を選んだとされており、不死の力を持つオリュンポスの神々でも間接的に殺せる可能性が高いです。
そう考えるとヒュドラが相対的にヤバすぎる怪物であったことが分かりますね。
更に彼の怪力は巨人すらも上回り天空を支えることも出来るほどで、弓の技量もアポロンと競えるほど高く、接近戦も巨大な棍棒を自在に振り回す等、すべての面で全くと言っていいほど隙が有りません。
あえて欠点を言うなら装備面が若干弱く、アテナのアイギスくらいの強力な防具や上位の神格相手にも致命打を与える威力の武器を持っていたならば、更に上位帯の神や怪物相手とも互角に戦えると思います。
非常に数多くの戦いの伝説を残しながら直接戦闘で負けたことが無いという点も考慮すると、ヘラクレスは戦神レベルの中でも最上位に近い力を持っていると思われることから、この順位としました。
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