神話・宗教・伝説 最強ランキング TOP100
世界の神話・宗教・伝説に登場する最強の神々や怪物、英雄たちを強さ順にランキングした本を執筆しました!
もちろん、ランキングは私の主観などが多分に入っていますが、それでもランキングの理由は各神話などの逸話を踏まえたものにしているため、それなりの納得感はある一冊だと思います。

今回は本のランキングに登場しているキャラクターを一部紹介したいと思います。
もちろん、今回挙げたキャラクター以外もたくさんランキングに登場するので、神話や宗教、伝説などに興味がある人には気に入ってもらえる一冊だと思いますよ!
82位:沙悟浄(さごじょう)(中国神話)


概要
沙悟浄は『西遊記』に登場する妖仙で、孫悟空・猪八戒とともに天竺を目指して旅をする存在です。
『西遊記』が神話や伝説扱いか小説かは議論が有るところですが、今回は中国神話の一つとして取り扱います(逆に封神演義は中国神話とのズレが大きいので小説扱いにします)。
沙悟浄は元は天界に仕える高位の神将「捲簾大将(けんれんたいしょう)」であり、天界での宴の最中に過失で玻璃の器を割ってしまった罪により、天界を追放されてしまいました。
その後、三蔵法師の弟子として迎え入れられ、共に旅をすることになったとされています。
沙悟浄は西遊記の中では三蔵法師の護衛役を務めることが多く、孫悟空や猪八戒のように戦う場面がほとんどありませんでした。
しかし、猪八戒とは最初の出会いの際に三度戦って決着が付かなかったことから、互角の存在として扱われています。
彼の持つ「降妖宝杖(こんようほうじょう)」は半月刃の付いた杖であり、重さは約3トンあるとされていることからも、それを武器として軽々扱っている沙悟浄のスペックの高さが分かりますね。
尚、見た目が藍色の肌とされており、水辺を縄張りにしていたことから、カッパの妖怪とされることが多いですが、カッパは日本固有の妖怪のため、沙悟浄をカッパ扱いしているのは日本だけとなります。
ランキングの理由
沙悟浄は西遊記の中でもあまり目立たない存在であり、猪八戒との戦いも水辺という有利な地形で戦ったうえで互角であったため、本来の実力という意味では猪八戒よりも下と考えられます。
ただ、それでも約3トンの重さがあるとされている降妖宝杖を扱っている姿を見る限りでは、人間とは比較にならない身体能力を誇っている存在なのは間違い有りません。
ただ、他神話の戦神レベルと比較すると、やはり決め手に欠ける印象が強く、実際に同格以上の相手と戦えば勝利するのは難しいと考えられます。
それらを踏まえて、ランキングの順位はこの位置としました。
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