AIが発展すると投資の世界は変わるのか
最近はChatGPTを始めとした様々なAIツールが世の中に出てきていますが、これらツールが投資の世界をどのように変えていくのかについて色々考えています。 現状AIは投資アドバイザー等にも既に活用されていますが、実際にAIに全ての取引を任せることで大幅な利益を得たみたいな話は聞きませんね。 実際問題として仮に大儲け出来るAIが出てきたとしたら、みんながそのAIを使うようになり、みんなが使うと値動きが人が動かすものとは変わるため、結局儲からなくなるみたいな感じにはなると考えています。 そのため、全てをAIに任せるというのは難しいかもしれませんが、一般投資家の中でAIの力を使っている人とそうでない人との差が付いてく可能性は高いと思います。 その理由としては実際に売買するための判断材料となる情報を得るための手段としてであれば、AIは非常に効果的な使い方が考えられるからです。 今回はAIツールの中でも特に有名な「ChatGPT」を利用した投資への活用方法について簡単に解説します。 尚、「ChatGPT」は無料verのGPT-3.5でも分析等は出来るのですが、GPT-4と比べて精度が落ちますし、ファイル添付等も制限されているため、可能なら有料プランに入ることをオススメします。
ChatGPTを使った投資への活用
具体的にChatGPTを使った投資への活用についてはいくつか考えつきます。簡単に以下に挙げていきますが、これら以外にもいくつでも活用方法は有ると思います。 ・決算の分析や要約 ・専門的な内容の解説 ・値上がりが予想される銘柄選定
決算の分析や要約
ChatGPTが最も得意とするのは指定した内容に関する分析や要約です。例えば、貴方が興味を持っている株があるとして、その企業の決算書を分析させてみましょう。 例えば、TOYOTAの決算報告のページに有る決算報告書をダウンロードして、以下のようにChatGPTに添付して分析を依頼してみてください。 尚、決算書のURL等を連携するだけでは上手くChatGPTが見れないようなので、一度ダウンロードして添付する必要があります。
このように分析した結果を回答してくれますが、英語だと良く分からないという場合は日本語で回答するようにお願いすれば以下のように日本語にしてくれます。
更に具体的な数字も知りたいという場合等はその旨を追加で伝えたりすれば、以下のように数字も入れて教えてくれます。他に前期との比較等もお願いすれば出来るので、自分の知りたいことを分析してもらうように伝えて活用しましょう。
専門的な内容の解説
自分で直接決算書を見たりする場合等に良く分からない専門的な内容が出てくることも多いと思います。 その際はその内容についてWEB検索で調べるのも良いですが、ChatGPTにその内容について知りたいことを聞くのも良いと思います。 例えば決算書の中に出てくる「IFRSにより要求される会計方針の変更」という項目が良く分からない等といった場合はそのまま質問してみましょう。
そうすれば上記の通り、それがどういうものかを教えてくれます。もっと詳しく知りたければその旨を伝えれば答えてくれるので、納得できるまで質問しましょう。
値上がりが予想される銘柄選定
ChatGPT等のAIツールは投資の具体的な銘柄選定に使うのは注意が色々必要なのですが、先ずは2024年に値上がりしそうな銘柄を10個ほど聞いてみます。
恐らくどこかのサイト等の情報を見て総合的に判断した回答をしてくれているのですが、銘柄名が誤っていたり、理由が割とテキトウだったりするのでそのまま使うのは厳しいですよね。 この場合ですが、色んなステップを踏んで質問していく必要があります。 例えば、「日本の株式市場で2024年に成長が期待される業種は何でしょうか」と先に業種を聞いて、その業種の中でそれぞれ注目の企業を聞く等すれば具体的に値上がりが期待される銘柄を絞っていくことが出来ます。 ただ、あくまでAIは持っている情報の中で判断しているため、今後その情報を覆す内容のものが出てきたり、環境自体が変化した場合は当たらないことも多いため、投資家自身が総合的に判断する必要は有ります。
ChatGPTを利用する上での注意点
尚、ChatGPTを利用する上でいくつか注意しておくべき事項があります。主に以下のようなものです。 ・最新情報を基にした回答ではない ・AIは責任を取ってくれない
最新情報を基にした回答ではない
ChatGPTは公開されている範囲ですと、GPT-3.5は2022年1月まで情報しか持っておらず、GPT-4でも2023年4月の情報しか持っていません。 そしてその持っている情報の中で回答しようとするため、現実の状況とは掛け離れた回答をしてくる可能性が有ります。 有料プランであればGPTsの中からWebPilot等を選択すれば、リアルタイムのWEB検索を踏まえた結果を回答してくれるので、一定のリスク回避は可能です。 それでも最低限のWEB検索で見つかる範囲の情報含めての回答しか出来ないため、詳細な最新情報を踏まえた回答とは言い辛い点が最大の問題として挙げられます。
AIは責任を取ってくれない
最後に当たり前のことを伝えておきますが、AIは責任を取ってくれません。 AIは回答の内容がしれっと誤ったことを言っていたりする場合も、結果的に間違った回答であった場合も多数有りますが、あくまでその情報を判断するのは使用者側ということです。 仮にその回答を信じて投資して損失が出た場合に、それをChatGPTの開発元(OpenAI)に言ったりしても相手にもされないでしょう。 あくまで責任を取るのは使用者であって、AIは責任を取ってくれません。 そのため、AIの回答全てを信用するのではなく、あくまで一つの情報として受け取り、その情報を踏まえた総合的な判断をするように活用していくのが、今後のAI×投資の姿だと私は考えています。
まとめ
今回はChatGPTを投資に活用する方法について簡単に解説しました。 ChatGPTは可能性の塊なので、今回紹介した方法以外にも多数の活用方法が有ると思いますが、それらは是非閲覧者の方々の方でも考えてみてください(そしてそれを私にもこっそり教えてください笑)。 また、ChatGPTは今後GPT-4.5やGPT-5等が出てくれば更に精度が上がるはずですし、ChatGPT以外のAIツールで投資に活用できるものも増えてくると思います。 そのため、新しいAIツールが出て来る度にこれは投資に使えないかな?と考える癖を身に着けておくとより可能性が広がってくると思います。 今後も私の方で何か思いついた方法等があれば、また記事にしますのでその時は閲覧いただけると幸いです。
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