神話・宗教・伝説 最強ランキング TOP100
世界の神話・宗教・伝説に登場する最強の神々や怪物、英雄たちを強さ順にランキングした本を執筆しました!
もちろん、ランキングは私の主観などが多分に入っていますが、それでもランキングの理由は各神話などの逸話を踏まえたものにしているため、それなりの納得感はある一冊だと思います。

今回は本のランキングに登場しているキャラクターを一部紹介したいと思います。
もちろん、今回挙げたキャラクター以外もたくさんランキングに登場するので、神話や宗教、伝説などに興味がある人には気に入ってもらえる一冊だと思いますよ!
84位:アレス(ギリシア神話)


概要
アレス(またはアレース、アーレース等)はギリシア神話に登場する戦の神であり、オリュンポス十二神の一柱です。ゼウスとヘラの息子で戦争や暴力を司る神として知られています。
ただし、ギリシア神話においてアレスはあまり好意的に描かれず、無秩序で破壊的な戦争の象徴とされることが多いです。
というかあまりにも野蛮で短絡思考の馬鹿として神々からは嫌われ者の扱いになっています。
神話上では戦闘の狂気を引き起こし、戦争を激化させる神としての力を持ち、オリュンポス神の共通的な力である巨大化や不死身の特性も持っているとされています。
戦神の割に神話上では敗北するエピソードが多く、アテナに負けたり、人間の英雄ディオメデスに負けたり、半神の英雄ヘラクレスに負けたり、巨人のアローアダイに負けて壺に閉じ込められたりしています。
恐らく本来の力を発揮して戦えば、それらの相手にも決して劣ることの無いほどの強力な力を保有しているのは間違いないのですが、それを活かせるだけの知能が欠落しているという扱いですね。
と言うか、オリュンポス十二神の一柱で戦神でもありながら、逸話があまりにも残念すぎて本当に戦神なのかを疑うレベルです。
ただ、ディオメデスに関しては槍を刺された程度では神族のアレスは死なないですし、本気の力を出して巨大化して山などを投げ飛ばせば、ディオメデスを返り討ちにすること自体は出来たはずです。
まぁ、神が人間相手に本気を出している時点ですでに負けた感はあるかもしれませんが。
それに、神話内でもアポロンが問題なくディオメデスの攻撃を防いでいるのを見ると、やはりアレスの残念さが際立ちます。
ランキングの理由
神格の高さや単純な身体能力で言えば、神々の中でもかなりの上位のスペックを保有していると言われており、今回のランキングでの扱いには少し悩みましたが、スペックは高いとは言え、人間の英雄にすら遅れを取っていることからも、恐らく同格の神々の殆どに勝てない可能性が高いであろうと考えて、ランキングとしてはこの位置に置きました。
もちろん神族のため不死であったことから、人間の英雄程度(ディオメデス)に殺される可能性はほぼ無く、ギガントマキアで巨人達とも互角以上に戦っていることを考えると、本気の力は間違いなく英雄の水準を圧倒的に超えているのですが、それでも英雄相手に槍を刺されて逃げ帰って、父親のゼウスに泣きついたという情けなさすぎるエピソードを踏まえると、戦神としては最弱と判断せざるをえません。
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