当サイトを閲覧いただきありがとうございます。本記事は、世界の神話・宗教の「原典」を解説するシリーズの一篇で、「インド神話・ヒンドゥー教」の原典をまとめた一覧ページです。
シヴァやヴィシュヌ、ヴィシュヌの化身であるラーマやクリシュナなど、インド神話は世界で最も豊かで膨大な神話体系の一つです。その原典も、3000年以上の長い歴史の中で積み重ねられた、数多くの聖典群から成り立っています。
これらは内容が極めて膨大なため、本シリーズでは7つの記事に分けて、原典に沿って詳しく解説します。
なお、各神話・宗教を含む全体の一覧は、以下の総合インデックスからご覧いただけます。
インド神話・ヒンドゥー教の原典の全体像
ヒンドゥー教の聖典は、大きく「シュルティ(天啓=神から直接授かったとされる聖典)」と「スムリティ(聖伝=聖者が伝えた書)」の2つに分けられます。
主要な原典を一覧にすると、以下のようになります。
| 原典 | 区分 | 内容 | 解説記事 |
|---|---|---|---|
| ヴェーダ(4種) | シュルティ | 神々への讃歌と祭祀。最古の聖典 | 記事① |
| ウパニシャッド | シュルティ | ブラフマン・アートマン・輪廻・解脱の哲学 | 記事② |
| プラーナ(18大) | スムリティ | 創世神話、三神一体、神々の事績 | 記事③④ |
| マハーバーラタ | スムリティ | 世界最長の叙事詩。同族の大戦争 | 記事⑤ |
| バガヴァッド・ギーター | スムリティ | マハーバーラタ中の聖典。神の歌 | 記事⑥ |
| ラーマーヤナ | スムリティ | 英雄ラーマの物語 | 記事⑦ |
それでは、各記事が何を解説しているのかを紹介していきます。
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記事①:ヴェーダ
シリーズ第1弾では、最古の聖典「ヴェーダ」を解説します。
4つのヴェーダ(リグ・サーマ・ヤジュル・アタルヴァ)の構成、天啓として口伝された成り立ち、雷神インドラや火神アグニら自然の神々、火を介して神とつながる祭祀(ヤジュナ)、インドラのヴリトラ退治、そしてプルシャ讃歌・ナーサディーヤ讃歌という2つの創世讃歌を扱います。
記事②:ウパニシャッド
シリーズ第2弾では、ヴェーダの最後に位置する哲学書「ウパニシャッド」を解説します。
宇宙の根本「ブラフマン」と真の自己「アートマン」が一体であるという「梵我一如」、タット・トヴァム・アシの教え、輪廻・業・解脱、少年ナチケータスと死神ヤマの対話、ネーティ・ネーティ、聖音オーム、そして後の仏教やヴェーダーンタ哲学への影響までを扱います。
記事③:プラーナの神々と創世神話
シリーズ第3弾では、神々の神話を豊かに伝える「プラーナ」を解説します。
18の大プラーナの構成、創造のブラフマー・維持のヴィシュヌ・破壊のシヴァからなる「三神一体」、不老不死の霊薬をめぐる「乳海攪拌」、宇宙の周期ユガ、シヴァとパールヴァティー、ガネーシャ、そして戦いの女神ドゥルガー・カーリーまでを扱います。
記事④:ヴィシュヌの十化身
シリーズ第4弾では、世界の危機に際して様々な姿で現れる「ヴィシュヌの十の化身(ダシャーヴァターラ)」を解説します。
大洪水から人類を救う魚マツヤ、大地を持ち上げる猪ヴァラーハ、悪魔を倒す人獅子ナラシンハ、そして英雄ラーマやクリシュナ、未来の救世主カルキまで、10の化身を一つずつ紹介します。
記事⑤:マハーバーラタ
シリーズ第5弾では、世界最長の叙事詩「マハーバーラタ」を解説します。
王位をめぐるパーンダヴァ5兄弟とカウラヴァ100兄弟の因縁、ビーシュマの誓い、賭博による追放とドラウパディーの辱め、クルクシェートラ18日間の大戦争、英雄たちの壮絶な最期、そして勝利の虚しさと大いなる旅立ちまでを扱います。
記事⑥:バガヴァッド・ギーター
シリーズ第6弾では、マハーバーラタの中に収められた聖典「バガヴァッド・ギーター」を解説します。
開戦前夜に戦意を失うアルジュナへ、御者クリシュナが説く魂の不滅、結果に執着しないカルマ・ヨーガ、信愛のバクティ・ヨーガ、知識のジュニャーナ・ヨーガ、そして全宇宙を顕す神の姿まで、全18章の教えを扱います。
記事⑦:ラーマーヤナ
シリーズ第7弾(最終回)では、もう一つの大叙事詩「ラーマーヤナ」を、全7巻の構成に沿って解説します。
王子ラーマの誕生と結婚、14年の追放、羅刹王ラーヴァナによる妃シーターの誘拐、猿の英雄ハヌマーンの活躍、ランカ島の決戦とラーヴァナ討伐、そして帰還後の後日譚までを、巻ごとに扱います。
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まとめ
本記事では、インド神話・ヒンドゥー教の原典の全体像と、シリーズ全7記事が扱う内容を紹介しました。如何だったでしょうか。
ヒンドゥー教は、天啓の聖典ヴェーダ・ウパニシャッドという深遠な哲学と、プラーナや二大叙事詩という豊かな物語の両輪によって支えられた、世界有数の宗教・神話体系です。
他の神話・宗教の原典も解説しています。全体の一覧は世界の神話・宗教の原典まとめからどうぞ。
神々や英雄の強さについては、こちらのランキング記事も参考にしてみてください。
それでは次の記事も閲覧いただけると幸いです。
📚 シリーズ:インド神話・ヒンドゥー教の原典解説(1/8)