当サイトを閲覧いただきありがとうございます。本記事は、世界の神話・宗教の「原典」を解説するシリーズの総合インデックス(入り口)ページです。
ゼウスやオシリス、アマテラスといった神々の物語は、いったい「どの書物の、どこに書かれているのか」。本シリーズでは、各神話・宗教の「原典(おおもとの書物)」が具体的に何なのか、そしてその中身がどのような流れで進んでいくのかを、原典に沿って詳しく解説しています。
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なお、各神話・宗教に登場する神々や英雄の「強さ」については、別途ランキング形式でも紹介しています。
原典には2つのタイプがある
各神話・宗教の原典を見ていくと、大きく2つのタイプに分かれることが分かります。本シリーズを読み進める上での、大切な視点です。
現在、本シリーズで解説している神話・宗教は以下のとおりです。各タイトルのリンクから、それぞれの原典解説の一覧ページへ進めます。
| 神話・宗教 | タイプ | 主な原典 |
|---|---|---|
| キリスト教 | 聖典型 | 聖書66巻(旧約39巻・新約27巻) |
| ユダヤ教 | 聖典型 | タナハ(ヘブライ語聖書24書)・タルムード |
| イスラム教 | 聖典型 | クルアーン(コーラン)・ハディース |
| ゾロアスター教 | 聖典型 | アヴェスター(ガーサー)・ブンダヒシュン |
| ギリシア神話 | 神話文献型 | 神統記・イリアス・オデュッセイア ほか |
| 日本神話 | 神話文献型 | 古事記・日本書紀・風土記 |
| 北欧神話 | 神話文献型 | 古エッダ・スノッリのエッダ・ヴォルスング・サガ |
| エジプト神話 | 神話文献型 | ピラミッド・テキスト・死者の書 ほか |
| メソポタミア神話 | 神話文献型 | エヌマ・エリシュ・ギルガメシュ叙事詩 ほか |
| ケルト神話 | 神話文献型 | アルスター物語群・マビノギオン ほか |
| 中国神話 | 神話文献型 | 山海経・淮南子・史記 ほか |
| アステカ神話 | 神話文献型 | 写本(ボルジア・フィレンツェ写本)ほか |
| マヤ神話 | 神話文献型 | ポポル・ヴフ・絵文書(ドレスデン写本)ほか |
| ローマ神話 | 神話文献型 | アエネーイス・ローマ建国史・祭暦 ほか |
| カナン神話(ウガリット) | 神話文献型 | バアル・サイクル・ケレト叙事詩・アクハト物語 |
| インド神話・ヒンドゥー教 | 聖典型 | ヴェーダ・ウパニシャッド・二大叙事詩・プラーナ |
| 仏教 | 聖典型 | 三蔵(経・律・論)・般若経・法華経・浄土三部経 |
| 道教 | 聖典型 | 道徳経・荘子・道蔵 |
| 儒教 | 聖典型 | 四書五経(論語・孟子・易経・詩経 ほか) |
それでは、各神話・宗教の原典解説をご案内します。
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キリスト教の原典(聖書66巻)
世界で最も読まれている書物「聖書」を、旧約39巻・新約27巻のすべてにわたって、各巻に何が書かれているのかを解説しています。天地創造から、イエス・キリストの生涯、そして世界の終わりまでを扱います。
ギリシア神話の原典
ゼウスやヘラクレス、トロイア戦争で知られるギリシア神話を、ヘシオドス『神統記』、ホメロス『イリアス』『オデュッセイア』、オウィディウス『変身物語』などの古典から解説しています。神々の起源から英雄譚までを扱います。
日本神話の原典
アマテラスやスサノオ、ヤマタノオロチ退治で知られる日本神話を、原典ごとに全5記事で解説しています。最古の歴史書『古事記』(上巻〜中巻)、正史で異伝を併記する『日本書紀』、そして記紀に載らない国引き神話などを伝える『風土記』まで、それぞれの原典に即して扱います。
北欧神話の原典
オーディンやトール、世界の終末ラグナロクで知られる北欧神話を、2つの『エッダ』と英雄伝説『ヴォルスング・サガ』から、全3記事で解説しています。世界の創造から神々の冒険と滅び・再生、そして竜殺しシグルズの物語までを扱います。
エジプト神話の原典
太陽神ラーや冥界の王オシリスで知られるエジプト神話を、ピラミッド・テキストや死者の書などの葬祭文書から解説しています。創世神話、オシリス神話、そして死者の審判を扱います。
メソポタミア神話の原典
人類最古の文明が生んだメソポタミア神話を、創世叙事詩エヌマ・エリシュや、世界最古の文学ギルガメシュ叙事詩などの粘土板文書から解説しています。世界の創造、英雄の旅、大洪水を扱います。
ケルト神話の原典
英雄クー・フーリンや妖精の起源で知られるケルト神話を、中世アイルランド・ウェールズの写本(アルスター物語群・マビノギオンなど)から解説しています。神々の戦い、英雄譚、そしてアーサー王伝説の源流を扱います。
中国神話の原典
天地を生んだ盤古や、人間を作った女媧で知られる中国神話を、『山海経』『淮南子』『史記』などの古典から解説しています。創世神話、三皇五帝、そして英雄たちの物語を扱います。
インド神話・ヒンドゥー教の原典
シヴァやヴィシュヌ、その化身ラーマ・クリシュナで知られるインド神話・ヒンドゥー教を、最古の聖典ヴェーダとウパニシャッド、神々の神話を集めたプラーナ、ヴィシュヌの十化身、そして二大叙事詩マハーバーラタ・ラーマーヤナとバガヴァッド・ギーターから、全7記事で詳しく解説しています。
イスラム教の原典(クルアーンとハディース)
唯一神アッラーを信じるイスラム教を、神の言葉そのものとされる聖典クルアーン(コーラン)と、預言者ムハンマドの言行録ハディースから、全6記事で詳しく解説しています。クルアーンの成立と構成、六信、五行と信仰生活、語られる預言者と物語、終末と最後の審判、そしてイスラム法シャリーアと四法学派・スンナ派/シーア派までを扱います。
仏教の原典(三蔵と大乗経典)
世界三大宗教の一つ仏教を、ブッダ(釈迦)の教えを集めた「三蔵」と、般若経・法華経・浄土三部経などの大乗経典から、全6記事でわかりやすく解説しています。四諦八正道、六道輪廻、如来・菩薩、そして禅・浄土・日蓮などの宗派までを扱います。
道教の原典(老荘思想と道蔵)
中国三大宗教の一つ道教を、老子『道徳経』と『荘子』の哲学から、神仙思想、教団道教と「道蔵」まで、全5記事でわかりやすく解説しています。道と無為自然、胡蝶の夢、不老不死の仙人、三清の神々などを扱います。
ユダヤ教の原典(タナハとタルムード)
キリスト教とイスラム教を生んだ三大一神教の母なる宗教ユダヤ教を、ヘブライ語聖書「タナハ」と口伝律法「タルムード」から、全6記事で詳しく解説しています。キリスト教の旧約聖書との違い、トーラーと613の戒律、安息日やコーシェルなどの実践、そしてユダヤ教・キリスト教・イスラム教の比較までを、対比を交えて扱います。
ゾロアスター教の原典(アヴェスター)
世界最古級の啓示宗教ゾロアスター教を、開祖ザラスシュトラの讃歌を核とする聖典アヴェスターから、全4記事で詳しく解説しています。善神アフラ・マズダーと悪神アンラ・マンユの善悪二元論、拝火と沈黙の塔、世界の創造と終末、救世主サオシュヤント、そして天使・審判・復活・救世主といった観念がユダヤ教・キリスト教・イスラム教に与えた影響までを扱います。
儒教の原典(四書五経)
東アジアの道徳・政治・教育を2000年以上支えた儒教を、孔子の言行録『論語』を核とする四書(大学・中庸・論語・孟子)と、より古い五経(易経・書経・詩経・礼記・春秋)から、全6記事で詳しく解説しています。仁・礼・孝の教え、五常・五倫、そして朱子学・陽明学への展開や日本への広がりまでを扱います。
アステカ神話の原典(写本と五つの太陽)
太陽への人身供犠で知られるアステカ神話を、スペイン征服を生き延びた写本やサアグンの記録から、全4記事で解説しています。4度滅んで創り直された世界と現在の「第五の太陽」、人類と文明をもたらした羽毛の蛇ケツァルコアトル、守護神ウィツィロポチトリとテノチティトラン建国、そして太陽を支えるための人身供犠と独特の死後の世界までを扱います。
マヤ神話の原典(ポポル・ヴフ)
アステカと同じメソアメリカのマヤ神話を、キチェ・マヤの聖典『ポポル・ヴフ』や絵文書をもとに、全4記事で解説しています。トウモロコシから人間が造られる創世神話、冥界シバルバーに挑む英雄双子フンアフプーとイシュバランケーの物語、守り神トヒルを授かり夜明けを迎えてキチェ王統を築くまで、そして老創造神イツァムナーら多彩な神々と数千年を数える「長期暦」までを扱います。アステカが写本を焼かれて断片から再構成されるのに対し、マヤには通読できる聖典が残った点が大きな特徴です。
ローマ神話の原典(アエネーイスと建国神話)
ローマ神話を、ウェルギリウス『アエネーイス』やリウィウス『ローマ建国史』、オウィディウス『変身物語』をもとに、全4記事で解説しています。神々の物語はギリシアから借りつつ、トロイアから渡ったアエネーアス、狼に育てられたロムルスとレムスの建国神話、変身神話と暦を集大成したオウィディウス、そしてヤヌスやウェスタといったローマ固有の神々と国家祭祀という、ローマだけの独創を扱います。神話が一つの国家の使命と運命を語る点に、ギリシア神話とは異なる個性があります。
カナン神話の原典(ウガリットとバアル叙事詩)
旧約聖書のすぐ隣で信じられていたカナン神話を、20世紀に発見されたウガリット(ラス・シャムラ)の粘土板をもとに、全5記事で解説しています。嵐の神バアルが海神ヤム・死神モトと戦い死と再生をめぐる『バアル・サイクル』、人間の王を描く『ケレト叙事詩』と『アクハト物語』、最高神エルやアシェラらカナンの万神殿、そして旧約聖書との深いつながり(神の名エル・「雲に乗る者」・怪物レヴィアタン・神々の会議)までを扱います。聖書を生んだ世界そのものを映す、第一級の原典です。
もっと深く知りたい方へ
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まとめ
本記事では、世界の神話・宗教の原典を解説するシリーズの全体像と、各神話・宗教の一覧ページへの入り口をまとめて紹介しました。如何だったでしょうか。
それぞれの神話・宗教には、その物語を伝える原典(おおもとの書物)が存在します。普段は何気なく目にしている神々の物語が、実際にはどの書物に、どのように記されているのかを知ると、神話の世界がぐっと立体的に見えてくるはずです。
なお、本シリーズは今後も、シク教・ジャイナ教・フィンランド神話などの原典を、機会があれば追加していく予定です。
神々や英雄の強さが気になる方は、こちらのランキング記事も合わせてどうぞ。
それでは次の記事も閲覧いただけると幸いです。