当サイトを閲覧いただきありがとうございます。本記事は、世界の神話・宗教の「原典」を解説するシリーズの一篇で、私たちにとって最も身近な「日本神話」の原典をまとめた一覧ページです。
アマテラスやスサノオ、ヤマタノオロチ退治など、日本神話の物語は、主に奈良時代に編纂された『古事記』と『日本書紀』という2つの書物に記されています。この2つは合わせて「記紀(きき)」と呼ばれます。
本シリーズは、物語を再話するのではなく、原典そのもの(どの書物の、どこに、どう記されているか)に即して解説します。そのため記事も原典ごとに分け、『古事記』(記事①〜③)・『日本書紀』(記事④)・『風土記』ほか(記事⑤)の全5記事で構成しています。このページでは全体像と、各記事が扱う原典を紹介します。
なお、日本神話の神々や英雄の「強さ」については以前ランキング形式で紹介しているので、合わせて参考にしてみてください。
また、日本神話以外も含む世界の神話・宗教の原典の総合インデックスは、以下のページからご覧いただけます。
日本神話の原典の全体像
日本神話の二本柱である『古事記』と『日本書紀』は、成立した時期が近いにもかかわらず、その目的や性格が大きく異なります。
両者の違いをまとめると、以下のようになります。
| 原典 | 成立 | 巻数 | 文体・性格 |
|---|---|---|---|
| 古事記 | 712年 | 全3巻 | 和文中心。物語性が高く、神話が豊かに描かれる |
| 日本書紀 | 720年 | 全30巻 | 漢文・編年体。対外的な「正史」として編纂 |
| 風土記 | 713年〜 | 各国ごと | 地方の地誌・伝承。記紀にない神話も伝える |
このうち最も物語が豊かな『古事記』上巻(神代)の流れは、次のようになります。記事①〜③で、この『古事記』の記述の順に沿ってたどります。
それでは、各記事がどの原典を扱うのかを紹介していきます。
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記事①:古事記・上巻(前半)
シリーズ第1弾では、まず『古事記』という原典そのもの(成立・撰録・3巻構成)を押さえたうえで、上巻(神代)前半を解説します。「天地開闢」、イザナギ・イザナミの「国生み・神生み」、「黄泉国」、そして三貴子の誕生までを、原典の記述順にたどります。
記事②:古事記・上巻(後半)
シリーズ第2弾では、『古事記』上巻の後半を解説します。「天岩戸」、スサノオの「ヤマタノオロチ退治」、「因幡の白兎」とオオクニヌシの国造り、そして「国譲り」までを扱います。
記事③:古事記・天孫降臨と人代
シリーズ第3弾では、『古事記』上巻の末から中巻(人代)へと続く記述を解説します。「天孫降臨」と三種の神器、「海幸彦・山幸彦」、初代「神武天皇」の建国、そして英雄ヤマトタケルまでを扱います。
記事④:日本書紀 ― 正史と「一書」
シリーズ第4弾では、もう一つの原典『日本書紀』を解説します。720年成立・全30巻・漢文の編年体という体裁、神代を扱う巻1〜2、そして同じ神話の異伝を「一書曰く」として併記する独特の方針と、『古事記』との違いを扱います。
記事⑤:風土記とその他の原典
シリーズ第5弾(最終回)では、記紀に載らない伝承を伝える『風土記』を解説します。713年の官命で編まれた地誌としての性格、出雲国風土記の「国引き神話」、そして先代旧事本紀・古語拾遺など、記紀を補う原典を扱います。
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まとめ
本記事では、日本神話の原典の全体像と、シリーズ全5記事が扱う内容を紹介しました。如何だったでしょうか。
日本神話は、物語性が高く読み物としての魅力にあふれた『古事記』、異伝も併記する公式の歴史書『日本書紀』、そして地方の伝承を伝える『風土記』という、性格の異なる原典によって伝えられています。本シリーズは、これらを原典ごとに、その記述に即して解説しました。
天地開闢から始まり、国生み、天岩戸、ヤマタノオロチ退治、国譲り、そして天孫降臨を経て天皇家へとつながる物語の流れは、日本という国の成り立ちを語る壮大な神話となっています。
日本神話以外にも、ギリシア・北欧・エジプト・メソポタミアの神話や、キリスト教(聖書)などの原典を解説しています。全体の一覧は世界の神話・宗教の原典まとめからどうぞ。
日本神話の神々や英雄の強さについては、こちらのランキング記事も参考にしてみてください。
それでは次の記事も閲覧いただけると幸いです。
📚 シリーズ:日本神話の原典解説(1/6)