当サイトを閲覧いただきありがとうございます。本記事は、世界の神話・宗教の「原典」を解説するシリーズの一篇で、「仏教」の原典をまとめた一覧ページです。
仏教は、キリスト教・イスラム教と並ぶ世界三大宗教の一つであり、日本人にとっても最も身近な宗教の一つです。その教えは、約2500年前にインドで「ブッダ(釈迦)」が説いた悟りに始まり、膨大な経典群となって、アジア全体へ広がりました。
仏教の原典は、キリスト教の聖書のように明確な聖典が確立している「聖典型」です。本シリーズでは、その膨大な原典を6つの記事に分けて、何がどこに書かれているのかをわかりやすく解説します。
なお、仏教以外も含む世界の神話・宗教の原典の総合インデックスは、以下のページからご覧いただけます。
仏教の原典の全体像 ― 三蔵と二大潮流
仏教の経典は、その役割によって3つに分類され、これを「三蔵(さんぞう)」と呼びます。「蔵」とは「容れ物・集成」を意味します。
そして仏教は、歴史の中で大きく2つの潮流に分かれ、それぞれが異なる原典を伝えてきました。
| 潮流 | 主な原典 | 広まった地域 |
|---|---|---|
| 上座部仏教 | パーリ語の三蔵(パーリ仏典) | スリランカ・東南アジア |
| 大乗仏教 | 漢訳・チベット訳の経典群(般若経・法華経など) | 中国・日本・朝鮮・チベット |
つまり、私たち日本人になじみ深い経典(般若心経・法華経・阿弥陀経など)は、主に「大乗仏教」の原典です。本シリーズでは、ブッダの教えの根本から、三蔵、大乗の経典、そして諸宗派までを、6つの記事で順に解説します。
それでは、各記事が何を解説しているのかを紹介していきます。
哲学と宗教全史Amazonで見る →
宗教の起源 ― なぜ〈神〉が必要だったのかAmazonで見る →
記事①:ブッダ(釈迦)の生涯と根本の教え
シリーズ第1弾では、仏教の開祖「ブッダ(釈迦)」の生涯と、すべての仏教に共通する根本の教えを解説します。
王子シッダールタの誕生、人生の苦を知る「四門出遊」、出家と苦行、菩提樹の下での悟り、そして入滅までの生涯をたどり、「四諦八正道」「縁起」「三法印」という仏教の核心をわかりやすく紹介します。
記事②:仏典(三蔵)の成立と構成
シリーズ第2弾では、仏教の原典である「三蔵」そのものを解説します。
ブッダの死後、弟子たちが教えをまとめた「結集(けつじゅう)」、経・律・論の三蔵の中身、最古のパーリ仏典、そして膨大な漢訳大蔵経へ。さらに、仏教が上座部と大乗に分かれていった経緯を扱います。
記事③:大乗仏教と主要経典
シリーズ第3弾では、日本の仏教の主流である「大乗仏教」と、その主要な経典を解説します。
万人の成仏を目指す「菩薩」の思想、すべては実体を持たないとする「空」(般若経・般若心経)、一乗を説く「法華経」、極楽往生の「浄土三部経」、壮大な世界を描く「華厳経」などを、わかりやすく紹介します。
記事④:仏教の世界観と仏たち
シリーズ第4弾では、仏教が描く世界観と、数多くの仏・菩薩を解説します。
生き物が生死を繰り返す「六道輪廻」、行いの法則「業(カルマ)」、苦からの解放「涅槃」という世界観に加え、釈迦如来・阿弥陀如来・薬師如来・大日如来といった如来、観音・地蔵・文殊・弥勒などの菩薩を、わかりやすく紹介します。
記事⑤:仏教の伝播と宗派
シリーズ第5弾(最終回)では、仏教がインドから世界へ広がり、多くの宗派に枝分かれしていった歴史を解説します。
上座部仏教(東南アジア)、大乗仏教(東アジア)、密教(チベット)という三大潮流と、日本に伝わった天台・真言・浄土・禅(臨済・曹洞)・日蓮などの宗派を、わかりやすく紹介します。
もっと深く知りたい方へ
関連する書籍も紹介します。あわせて読むと、この世界がいっそう深く味わえます。
みるみるつながる仏像図鑑Amazonで見る →
生けるブッダ、生けるキリスト〈新版〉Amazonで見る →
まとめ
本記事では、仏教の原典の全体像と、シリーズ全6記事が扱う内容を紹介しました。如何だったでしょうか。
仏教の原典は、ブッダの教えを集めた「三蔵」を土台に、上座部のパーリ仏典と、大乗の般若経・法華経・浄土三部経などへと広がる、膨大な経典群でした。神を立てず、すべての人の「悟り」を目指す点に、他の宗教にはない仏教の独自性があります。
他の神話・宗教の原典も解説しています。全体の一覧は世界の神話・宗教の原典まとめからどうぞ。
神々や英雄の強さについては、こちらのランキング記事も参考にしてみてください。
それでは次の記事も閲覧いただけると幸いです。
📚 シリーズ:仏教の原典解説(1/6)