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【神話・宗教の原典解説】メソポタミア神話の原典まとめ ― エヌマ・エリシュとギルガメシュ叙事詩

【神話・宗教の原典解説】メソポタミア神話の原典まとめ ― エヌマ・エリシュとギルガメシュ叙事詩

当サイトを閲覧いただきありがとうございます。本記事は、世界の神話・宗教の「原典」を解説するシリーズの一篇で、「メソポタミア神話」の原典をまとめた一覧ページです。

メソポタミア(現在のイラク周辺)は、人類最古の文明が栄えた地であり、その神話は世界最古の文学を含んでいます。後のギリシア神話や聖書にも影響を与えたとされる、すべての神話の源流の一つです。

メソポタミア神話の原典は、楔形文字(くさびがたもじ)で粘土板に刻まれた文書として残されました。長く忘れ去られていましたが、19世紀以降の発掘によって解読され、再び世に知られるようになりました。

これらの原典が伝える神話を、本シリーズでは3つのテーマ別記事に分けて詳しく解説します。このページでは全体像と、各記事が扱う内容を紹介します。

なお、メソポタミア神話の神々の「強さ」については以前ランキング形式で紹介しているので、合わせて参考にしてみてください。

【神話・宗教・伝説 最強ランキング】最強の神、怪物、英雄がこの一冊を読めば全部分かる!senkohome.com/myths-religions-legends-ranking-1/

また、メソポタミア神話以外も含む世界の神話・宗教の原典の総合インデックスは、以下のページからご覧いただけます。

【神話・宗教の原典解説】世界の神話・宗教の原典まとめ ― 各神話の解説一覧senkohome.com/myths-religions-origins/

メソポタミア神話の原典の全体像

メソポタミア神話には単一の聖典はなく、いくつもの粘土板文書から再構成されます。中心となる原典は以下のとおりです。

メソポタミア神話の主要な原典(粘土板文書) エヌマ・エリシュ バビロニアの創世叙事詩 マルドゥクが竜ティアマトを倒し その体から世界を造る → 記事① ギルガメシュ叙事詩 全12書板。世界最古の文学 英雄ギルガメシュの友情と、 永遠の命を求める旅 → 記事② アトラハシス/冥界下り 人類の創造と大洪水の物語 イナンナの冥界下りなど シュメールの神話も → 記事③ ※ 楔形文字で粘土板に刻まれ、アッシュールバニパル王の図書館などから発見された

主要な原典を一覧にすると、以下のようになります。

原典内容
エヌマ・エリシュバビロニアの創世叙事詩。神々の戦いと世界・人類の創造
ギルガメシュ叙事詩全12書板。英雄の友情と、不死を求める旅を描く世界最古の文学
アトラハシス人類の創造と、神々が起こした大洪水の物語
イナンナ(イシュタル)の冥界下り女神の冥界訪問を描くシュメールの神話

これらの原典が伝えるメソポタミア神話を、本シリーズでは3つの記事に分けて解説します。

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記事①:世界と神々の創造(エヌマ・エリシュ)

シリーズ第1弾では、バビロニアの創世叙事詩「エヌマ・エリシュ」を解説します。

原初の海の女神ティアマトと若い神々の対立、英雄神「マルドゥク」が怪物の軍勢を率いるティアマトを倒し、その巨大な体を裂いて天と地を造るという、壮大な創世の物語を詳しく扱います。

【メソポタミア神話の原典①】世界と神々の創造 ― エヌマ・エリシュを詳しく解説senkohome.com/myths-religions-origins-mesopotamian-creation/

記事②:ギルガメシュ叙事詩

シリーズ第2弾では、世界最古の文学作品「ギルガメシュ叙事詩」を解説します。

暴君だった英雄王ギルガメシュと、野人エンキドゥとの友情、怪物フンババや天の雄牛との戦い、親友の死、そして「永遠の命」を求めてさまよう旅と、その先に得た悟りを、物語の流れに沿ってたっぷり解説します。

【メソポタミア神話の原典②】ギルガメシュ叙事詩 ― 友情と不死を求める旅を詳しく解説senkohome.com/myths-religions-origins-mesopotamian-gilgamesh/

記事③:人類の創造と大洪水・冥界

シリーズ第3弾では、人類がどのように造られ、なぜ大洪水が起きたのかを描く「アトラハシス」と、女神の冥界訪問を描く「イナンナの冥界下り」を解説します。

神々の労働を肩代わりさせるために人間が造られた物語、聖書のノアの方舟の原型ともされる大洪水、そして死と再生・季節の循環を象徴する冥界の物語を扱います。

【メソポタミア神話の原典③】人類の創造と大洪水・冥界 ― アトラハシスとイナンナの冥界下りを解説senkohome.com/myths-religions-origins-mesopotamian-flood/

失われた神話は、どう甦ったのか

メソポタミア神話が今日読めるのは、ほとんど奇跡のような発見と解読の物語のおかげです。

これらの神話を記した楔形文字は、紀元後に完全に忘れ去られ、2000年近く誰も読めない文字となっていました。それが19世紀、ペルシアの碑文などを手がかりに少しずつ解読され、ふたたび声を取り戻したのです。決定的だったのは、19世紀半ばに発掘されたアッシリアの王アッシュールバニパルの大図書館から、何万枚もの粘土板が見つかったことでした。

なかでも有名なのが、1872年、イギリスの研究者ジョージ・スミスが「ギルガメシュ叙事詩」の洪水の場面を解読した出来事です。聖書のノアの洪水とそっくりな物語が、それより古い粘土板に刻まれていた――この発見は当時の社会に衝撃を与え、聖書の大洪水の物語に源流があったことを示しました。土に埋もれて忘れられた人類最古の神話が、こうして現代に甦ったのです。

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まとめ

本記事では、メソポタミア神話の原典の全体像と、シリーズ全3記事が扱う内容を紹介しました。如何だったでしょうか。

メソポタミア神話は、楔形文字の粘土板に刻まれた、人類最古の神話であり、エヌマ・エリシュ・ギルガメシュ叙事詩・アトラハシスなどから再構成されます。

特に、大洪水の物語や、永遠の命を求めるテーマは、後の聖書やギリシア神話にも通じる、すべての物語の源流とも言える内容です。

メソポタミア神話以外にも、ギリシア・日本・北欧・エジプトの神話や、キリスト教(聖書)などの原典を解説しています。全体の一覧は世界の神話・宗教の原典まとめからどうぞ。

【神話・宗教の原典解説】世界の神話・宗教の原典まとめ ― 各神話の解説一覧senkohome.com/myths-religions-origins/

メソポタミア神話の神々の強さについては、こちらのランキング記事も参考にしてみてください。

【神話・宗教・伝説 最強ランキング】最強の神、怪物、英雄がこの一冊を読めば全部分かる!senkohome.com/myths-religions-legends-ranking-1/

それでは次の記事も閲覧いただけると幸いです。